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お説教タイム→ラウンド・瑞音姉

2008.04.01 03:56|宇気比真弓
目を覚まして、真っ先に認識したのは救護室のぼんやりとした「白」だった。
「っ、ぅ」

何が、と思って、体中を走る激痛に顔が歪む。
何で、と考えて、ようやく思い出す。
「あー…」
そうだ、そういえば俺は。
6ターン目の攻撃に出て、真っ先にやられたんだっけ。
見てられないからと逸って戦闘に出て。
「うぅ」
情けなくて、思わず突っ伏したくなる。
だが、動けないのでそれも侭ならない。
とりあえず体の状態を少しだけでも確かめようと首を伸ばした、その時。

「真弓っ!!」

瑞音姉が切羽詰った顔で救護室に飛び込んできた。
「瑞音姉…」
「真弓、無事だったか…!」
「…うん」
「何故、戦闘に出た」
「…どうしても、ただ見てられんかったんだわ」
行かなければ、と妙な焦りに囚われていた。

「ならば何故、ポジションに入らなかった」
「…それは」
「誰かに応援を頼む事も出来た。何故しなかった」
「…だから」
「それによりにもよって激戦区に行ったのは何故だ。ラストスタンドに任せておけば良かったものを」
「…」
正論だ。
だが何故かその時、その時間も惜しい、と思いこんでしまっていて。

「この、大馬鹿者ッッ!!」
へ?と思った時、目の前に手のひら。
「いぃってぇえぇぇぇぇぇ!?」
瑞音姉渾身のアイアンクローが見事に炸裂した。
ぎりぎりと顔に圧力が加えられて、痛い。
「一人で突っ走るなと、前にもゆうたであろう!真弓は何故すぐそう突っ走りたがる!この鳥頭!!しかもひよっこじゃな!頭の色からして!」
「いたい、いたいいたいいたい!」
「阿呆、真弓より他のものが痛いじゃろう、この馬鹿!大馬鹿!!」

ようやく解放された頃には、目から涙が零れていた。
まだ目の前で星がちかちかしている。
「もう良いわ。妾は他のものも見舞わねばならぬ。さっさと治せ」
この大馬鹿者、ともう一度言い捨てて、瑞音姉は去って行った。
今のは多分、心配の裏返し、なんだろう。
その証拠に、気が付けば消毒液と包帯と脱脂綿のセットがさっきまで瑞音姉の座っていた場所に置いてあった。

「大馬鹿…その通りだで、格好悪ぃ…」
これから、きっともっと怒られる。
それは俺がやった事の代償だ。
「…反省だなー…」
脱力して、簡易ベッドに全体重を預ける。
今、物凄く自己嫌悪した。
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テーマ:Silver Rain
ジャンル:オンラインゲーム

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秋夜

Author:秋夜
ここの管理人。
本当は「みかさ しゅうや」だけど長いので略。

民俗学と日本神話とSFとミステリとアジアンなものにときめく節操なし。
無駄なトリビアを多数所持してます。

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